端境

鹿寄せに客の寄り来る古都師走

今は恒例となった年末の飛火野の鹿寄せが始まった。

師走ともなると観光の雑踏も一段落するせいか、集客の目玉にしようと春日参道脇で、ホルンに集まってきた鹿たちに団栗をふるまうのだ。
大仏殿は相変わらずの人混みだが、寒くなると、あの広大な奈良公園を横切って春日の方まで行こうと思う人も少なくなるのではないだろうか。現に、筆者自身もそうであり、何かイベントでもないかぎり近鉄奈良駅から20分以上もかけてあのだらだら坂を行く気にはなかなかなれないものだ。
今は御造替関連イベントもだいたい終わったことでもあり、中旬のおん祭までの期間を狙って鹿寄せは続く。

“端境” への2件の返信

  1. そう言えば夕べのニュースで奈良公園の鹿寄せやっていました。
    もうそんな時期なのですね。
    師も鹿も走る時期なのね。
    のんびり構えているのは私だけ?

    1. 舞台裏を明かせば、飛火野のすぐ東に鹿苑があるので、その辺りの鹿をおびき寄せてるだけです。団栗はちょっと場所替えしてもらってるだけ(笑)
      観光客が来てくれるのはいいんだけど、トイレマナーが悪くてとこぼしているようですが、これだって未だに公衆トイレに和風タイプがあるままという、およそマーケットインの感覚に欠けている官民です。
      その民もお役所がカネを出さなければ何も動かない。とても京都の商魂にかないっこないのが歯がゆい。

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