一尺の甕をたばしる目高かな
商家の軒先に昔ながらの金魚鉢があった。
鉢も水も透明でよく維持されているが、どうやら飼われているのは金魚ではなく目高のようである。
思わず駆け寄ったら、それが目高を驚かせたようで、かれらは一斉に迸ったものの、哀れなるかな身の隠しようもなく、鉢の中をせいぜい10センチ程度移動したに過ぎないのだが、ブレーキがよく効いて集団が瞬間に停止するのは見事なものだった。
めざせ5000句。1年365句として15年。。。
一尺の甕をたばしる目高かな
商家の軒先に昔ながらの金魚鉢があった。
鉢も水も透明でよく維持されているが、どうやら飼われているのは金魚ではなく目高のようである。
思わず駆け寄ったら、それが目高を驚かせたようで、かれらは一斉に迸ったものの、哀れなるかな身の隠しようもなく、鉢の中をせいぜい10センチ程度移動したに過ぎないのだが、ブレーキがよく効いて集団が瞬間に停止するのは見事なものだった。
「集団が瞬間に停止する」
この光景、水族館の鰯の群れを想像させますね。
規模こそ違えブレーキがかかり一旦停止したかと思えば又規則正しく回遊する。
見事な動きですよね。
弱いものは一斉に走り、リスクを最小化しますね。右に左に素早い動きです。
水族館の鰯の群れなどは、ゆらぎの法則みたいに小気味いいリズムがありますね。
先日近所の小川からメダカを獲ってきて水槽で飼っています。6匹ほどですがバラバラで集団行動してません。まだ小さいからですかね。
やっぱりメダカの子は先生がいないと上手には泳げないのかも。