標高800メートル

百選の水にさめたる西瓜かな

天川村洞川は大峯登山口として修行者宿で知られるが、近くには日本百選の名水「ごろごろ水」がある。

鍾乳洞から流れ出てくる水が鳴る音から名づけられたらしく、大峯山系にしみこんだ雨が地中に湧きだして水量は豊富だ。
その水汲みを兼ねて日帰り温泉を浴びてきた。
洞川は胃腸にいいとされる陀羅尼助の発祥地である。行者宿が並ぶ通りに、修行者が買い求めたりお土産用としていくつもの店が今も営業中。そんな通りに写真のように、豊富な山の水をかけ流して西瓜を冷やす光景も見られた。

帰途、天河神社があると聞いて立ち寄ってみたところ、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)を祭神とする大峯奥社ともゆかりある神社だった。市杵島姫命は弁財天ともされ、芸能の神さまでもあり、拝殿に向かって立派な能舞台があってその間を吹きぬく風が涼しくて心地いいこと。

標高800メートルから一気に下った盆地の気温は36度。まだまだ奈良は暑い。

“標高800メートル” への2件の返信

  1. ほぉ~ 懐かしい光景ですね。
    標高800メートル、相当の高地です。
    陀羅尼助の発祥地、御嶽山の百草丸の様なものでしょうか?

    この湧水でコーヒーや紅茶を入れたらさぞや美味しいことでしょう。

    1. もともと陀羅尼経という大変長いお経を読むとき、眠気覚ましになるのではと名づけられたそうですが、やはり相当苦いようです。観光客が昔飲まされたことがあると雑談しながら、店を覗いてました。

      一口飲んだだけで、喉ごしが全然違うと思いました。柔らかで、今朝のコーヒーも甘くさえ感じましたよ。

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