しゃきしゃき

間引菜のかろき辛みの鼻に抜け
間引菜のひげ根もろとも椀に浮く

プランターの大根が順調である。

すでに二回間引きして、いよいよ最後の間引きのタイミングを計っている。
一回目は発芽してまもない双葉のとき、二回目は本葉二、三枚の頃。
プランターの野菜培養土は目が細かいので、ひげ根ごときれいに引き抜けるが、順調に育っているとみえてそのひげ根にも土がびっしりとついている。できるだけ全部いただけるよう丁寧に洗い落とし、その夜の鍋ではほんのひとくぐりさせてしゃきしゃきのままをいただく。すでに大根の風格を帯びていて、香りはもちろん辛みも鼻に抜ける爽やかさ。
指南のウェブサイトによると、三回目の間引きは本葉五、六枚とあるのであと二、三日だと思うが、その時には根もしっかりと骨格をなしているはずだ。
もう一度、間引き菜のしゃきしゃきを楽しんだら、いよいよ大根の独り立ちだ。

“しゃきしゃき” への4件の返信

  1. ホ~オッ~ なかなか順調じゃないですか。
    次の間引きでは大根の形が見られるんじゃないでしょうか、楽しみですね。何でも初物には特別なものがあります。

    年に一度は最高の音楽を楽しみたい!!
    今年もスーパークラシックコンサートに行った。
    迷いに迷った挙句二年ぶりに信行君にした。佐渡裕もいい、五嶋龍もいい。
    今夜はウラディミル・ユロフスキ指揮:ロンドンフィルハーモニー管弦楽団、ピアノ辻井伸行。
    ワーグナー、チャイコフスキー交響曲第5番
    信行君はチャイコフスキー:ピアノ協奏曲第一番。
    渾身の演奏、ソリストのアンコールはショパン:ノクターン20番
    映画もいいが音楽はもっといい。そして絵画も・・・
    映画の20倍以上のチケット代を考えるとそう度々と言う訳にはいかないがそれだけの価値はある。
    余韻に引きづられいまだ興奮冷めやらず。

    1. 映画、絵画、音楽、そしてカルチャー、健康教室。
      いったいいつ寝るんだと思われるような忙しさ、なんと充実した毎日でしょう。
      細胞の隅々まで活性化して、肉体,精神とも老い知らず。素晴らしい。

  2. 「間引き菜」と いう言葉に惹かれました。
    辞書を引くと、秋の季語で、食菜の間引いた若菜、と。
    もっと 枯れて萎れたイメージが 浮かびましたが、
    題字の「しゃきしゃき」を 見そびれていました。

    言葉って 面白いですねぇ。
    短いその一語に イメージが パッと浮かび、その内に
    どんどん 画面が 広がっていきます。

    超短い言葉の集まりの俳句では その一言/一語が
    勝負(?)の分け目ですね。

    1. 仰るとおり。類想的な発想ばかりでなかなか難しいのですが、発見や驚きをいかに自分独自の言葉で語るか。そして、それが読んだ人に鮮やかに伝わるかどうか。
      その橋渡しが季語という日本人共通して持っているイメージで、そういう季感なくしては共通基盤には立てないものです。いかにも日本人の文芸かもしれません。

      俳句というのは自分だけの世界ではだめで、読む人の共感を得て成り立つ文芸なので、その短い言葉の切れ味が命なんですね。凡人には5年や10年くらいではなかなか到達できない、とんでもない世界に足をつっこんだものです。

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