共生関係

山ひとつ距て神鹿害獣に
駆除といふ法の名のもと鹿撃たる

つい最近も街なかに迷い込んだ鹿が「駆除」という名目のもと撃たれたというニュースがあった。最近は、熊、猪などが人家のまわりに出没しては哀れな末路をたどっている。
かつて長い間うまく間合いを図って共生関係を築いていたものが、ここにきてそのバランスが崩れてしまったようだ。原因はもちろん人間側にあるわけだが、このような話を聞くにつけ国の衰亡、包容力の衰えというものを思わざるを得なくなる。

“共生関係” への8件の返信

  1.  鹿にはなんの罪もありませんよね。
    人間の都合で大切にされたり、殺されたり、住んでいる場所によって違いますね。
     人間界も同じですね。
     現代の日本に生まれた幸せ、戦争の絶えない国や疫病に苦しむ国で生きていく大変さ、
    いろいろ考えさせられますね。

  2. 「駆除」、都合のいい言葉ですね。まあ何でも増えすぎたら減らざるをえない。地球規模の人口も日本国の人口もそういうことでしょう。

    1. 人口が減ったら減ったで、そういう環境に適した暮らしぶりを模索すべきときですが、人間ってやっぱり保守的で簡単には変えられないのは困ったものです。奈良県など50年後には面積の90%くらいは人が住めないんじゃないかとさえ思えてきます。

  3. 奈良公園の鹿たちも増えすぎるとそういう運命にあるのでしょうか?
    あの人懐っこい温和な鹿がまさかとは思いますが気になります。

    1. ある程度管理していますから、オーバーフローするまでは増えないと思いますけどね。何しろ交通事故で命を落とすのもびっくりするくらい多いんですよ。

  4. 神奈川では、丹沢の鹿が増え、冬場の餌がない時期に樹木の皮を食べるため、樹木が枯れる等の”食害”が問題になっています。
    生態系のバランスがどこかで狂い始めているんですね。
    鹿を食う天敵がいないことも原因の一つといわれていますね。
    丹沢山塊にはツキノワグマがいますが、古くは日本オオカミが生態系の頂点に君臨して、鹿なども餌になっていたそうです。
    最近では外来種のアライグマが丹沢でも増えすぎて、捕獲に苦労しているとのニュースをやっていました。
    こうなると、かわいそうだけれど、人間がオオカミになり変ってバランスを取るようにするしかないのかもね。

    1. 境界に人が住まなくなったとか(人口減で)、管理しなくなったとかで動物たちが人間に近くなってきてるんですよ。だから、人間が狼に代わってというのも予算その他の資源に限界があって大変ですね。

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