滅ぼしてはいけない辺境

長老は早よに酒盛村祭

何の役も持たなくなって気楽な身分である。

祭の大方は青年、壮年に任せ、輿を見送ったら宮入までもうやることがない。
となると、社務所の一画で早々と酒宴となる。

片付けがすべて終わって、主役たちの酒宴がようやく始まろうかという時間にはもう出来上がり。
口の煩いのが早々と沈没すれば、あとは若い人たちの無礼講。

こんな緩い時間が流れるところは、「辺境」にはまだあるのだ。

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