バネ

ライバルの勝相撲見る負け残り

思いもしなかった豪栄道が優勝した。

しかも、全勝である。本当によくやったなあと思う。
新入幕での圧倒的なデビューの印象が強かっただけに、その後の相撲には落胆していたが、今は珍しくなった泣き言を言わない力士だったようで、怪我のこともひとつも聞こえてこなかった。
勝相撲と言っても、かつてはインタビューでも「はい」しか言わない無口な力士が多かったが、今は外国出身力士ですらスラスラとよくしゃべることが多い。豪栄道の優勝インタービューでは、喜びも控えめに昔タイプの受け答えに好感をもてたが、そのなかでも苦節の日々の悔しさをもらす言葉が印象的だった。また、「やっぱりダメ大関と言われないように」とは心からの言葉であろう。こういうお相撲さんは好きだ。
稽古をしっかり積んで来場所につなげてもらいたいものだ。

いっぽうの、半年にわたる大関候補であった稀勢の里の綱取りは白紙に戻ったようである。
千秋楽に敗れたあと、勝ち残りでライバルの晴れの全勝優勝を見届ける気分はどうだったのだろうか。
来場所では、まだまだ反発力が残っていることを証明してもらいたい。

“バネ” への2件の返信

  1. ダメ力士返上ですね。
    是非、又とないこのチャンスを来場所につなげて欲しい。
    稀勢の里の二の舞を踏まないよう祈りたいですね。

    白い蕎麦の花も清楚で素敵ですね。
    さて念願だった箕輪の赤蕎麦、台風や気候不順で生育が心配されましたが元来生命力の強さでほぼ例年に近い風景を見ることができました。
    一本一本はピンク色ですが畑全体は赤い絨毯を広げたようで青空に映えていました。
    彼岸花と違い優しい赤色です。
    近くの会場では手打ちの実演と茹でたての盛り蕎麦500円、赤蕎麦900円で販売。
    もちろん赤蕎麦を食しましたが美味しかったです。
    どちらが美味しいか聞いてみたら好き好きとのことでした。
    違いは微妙でよほどの通でないとわからないとも・・・
    コスト的には生産量の加減でどうしても割高になるそうです。

    1. 箕輪の赤蕎麦の里というのは、中央道をはさんで高遠の反対側にあるんですね。だいぶイメージ出来ました。
      中央アルプスの麓で、天竜川の向こうに南アルプスが望める。おまけに標高900メートルもあれば、涼しさは格別だったでしょう。
      産地のわりには値段も安め。いいことづくめでしたね。

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