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意外な穴場

人知らず 平群の里の 雑木紅葉 平群の里を長く東西に山がはさんでいる。 生駒と松尾山だが、向き合った雑木たちがこの時期黄紅葉の妍を競っている。 幅広い里とはいえ離れすぎてもいないのでなにしろ眺望が開けており、視野の左右い … 続きを読む

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喉がかわくということ

今日の句を 思案にくれて 蜜柑むく 喉が渇いていると、思考も止まるらしい。 いくら考えても季語が浮かばない。 そこで、小ぶりの甘そうな蜜柑があったので食ってみると意外にうまい。次々と皮をむいては口に放り込む。 蜜柑という … 続きを読む

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花札

紅葉を 傘と気取るや はぐれ鹿 花札そのものだと思った。 県内の紅葉名所はどこも見所だとテレビがいうので、まずは奈良公園から東大寺へ。 今年完成した東大寺ミュージアムでは不空羂索観音立像、日光・月光菩薩立像(いずれも国宝 … 続きを読む

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初生り

家替えや 帯同柚子の 落ち着けり 前住所から持ち込んだ柚子が色づいてきた。 当地で庭におろそうと鉢植えで春から育てていたものだ。 引越の不手際で一個だけしか残ってないが、いつ収穫しようかと毎日のぞくが楽しみになっている。 … 続きを読む

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黄葉が降りてきた

草紅葉 ようやく里に 降り立ちぬ 吾が宿に 降臨したまひ 草紅葉 涸沢小屋からの草紅葉とは比べものにはなるまいが、ようやく桔梗の葉が庭の片隅でささやかに色づいた。 なるほど、これが草紅葉。今までずっと見過ごしてきたが、俳 … 続きを読む

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農は自信をもて

不揃いの 色や形や 島レモン 友人から瀬戸内産のレモンが送られてきた。 商品価値としてはB級とのことで、確かに色といい形といい今どきの商品棚に並べるには難があるかもしれないが、中身はどうしてどうして一級品である。ワックス … 続きを読む

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角のない鹿

反芻は 煎餅にあらむ 杜の鹿 いろいろ雑事にかまけていたが、正倉院展も今日が最終日とあって連れ合いと外出した。 入場には15分ほど待たされたが思ったよりも混雑も少ない。 ただ、目玉となる聖武天皇の太刀には内部で交通整理が … 続きを読む

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自治会

秋祭り 俄店主が 串返し 当然ながら当地にも自治会がある。 新しい団地なので会員の多くが若い世帯である。 そのなかに混じって我らのようなシニア世代がぽつぽつといる二極構造のようだ。 で、今日は毎月第二日曜日の定例清掃活動 … 続きを読む

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名の由縁

美男とは 知らず男の子が 真葛 山歩きしていると男の子が真葛の実を集めている。 食べられるらしいが、その味には関心はないらしく実の付いた枝を何本も手にしていた。 かつては鬢つけ油の原料だったことから美男蔓の別名があるらし … 続きを読む

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選局

長き夜に アナログラヂオを 聞いている その昔、通勤用にと買ったポケットラヂオは今でも健在である。 選局はダイアルで、微妙なタッチが求められる。 ベストな位置を探るのだが、これかな、いやもう少し、とちょっとでも欲張るとた … 続きを読む

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