時代劇

竹落葉敷いてロケハン適地かな

時代劇の映画やドラマでは定番の竹林。

手入れされた竹林の道を歩くのは心地よいものがある。周囲よりはいくぶん気温が低かったりして空気が特別な感じもするし、風にそよぐ葉擦れの音以外は吸収されてしまうせいなのかどうか静寂である。
くわえて今の時期は葉っぱが交代する時期で、古い葉がうっすら積もるように散り敷いて、いかにも土壌は柔らかそうだ。

明るい林

竹落葉法にすがりて切り通し

風もないのにはらはら降ってくる。

古い葉を落としつつある竹林の明るいこと。すでに、若い葉が生まれているので光が透過するのであろうか。
切り通しを抜けて古都に入ろうとしたら、底だけではなく法面にも竹落葉がとどまっている。心なしか、この時期切り通しがいつもより明るいような気がした。

謎多い石造遺物

酒船石涸るるにまかせ竹落葉

明日香はなぞの石造物が多い。

土木好きな斉明天皇が都の周囲にいろいろ作らせたという説もあるが、どれも諸説があって依然なぞのままである。
酒船石は明日香村の斜面にあるが、この村もご多分にもれず竹林が浸食していて、この遺跡のあるあたりも竹林に覆われている。
石にはミステリアスな窪みや溝が刻まれていて、全体に里に向かって軽い傾斜があって、水のようなものを流すような意図があるように思われる。もちろん、今は石だけが残されているだけで、その窪みや溝には竹の落ち葉が積もるばかりである。