紅葉はピーク

黄落や一世風靡の大団地

街はいま何処へ行っても素晴らしい紅葉に包まれている。

周囲の山を仰げば雑木紅葉、役所や公園など公的なスペースはこれ以上ないというくらい見事に彩られて、通るたびに歓声をあげてしまう。まして、紅葉を町の木とする地元には楓、紅葉の類いが多く植えられているので、町役場や図書館、体育館が集中している大和川沿いは真っ赤っか。対岸から見ると、錦模様が信貴山にむけて燃え広がるようだ。
とくに見事だったのは、隣町の大きな団地の紅葉で、おそらくここは県下でも最も古い建築だと思われ、街路樹はもちろん、棟の周りの紅葉も4階建てのアパートの屋上に届かんばかりに大きく成長している。
付近のスーパーが次々撤退し、残った商店もまばらで人影もあまり見られないだけに、際だった紅蓮の紅葉がひときわ目に沁むのだった。

“紅葉はピーク” への2件の返信

  1. 街ごとすっぽり紅葉に覆われています。
    小さきは我が家の庭、柿の葉一枚一枚がそれぞれ違う個性で色づいています。
    堤防に登ると桜並木が真っ赤にそして植栽のドウダンも見事、落ち葉を踏みしめ橋を渡ると橋の下は草紅葉のグラデーション、芒が風になびいています。
    ついつい道草してしまいます。
    一本の素晴らしい紅葉の木の名前がわからないのが残念・・・
    奈良のようにもみじは残念ながら特別な場所に行かないとあまりみられません。

    1. 普段はただの雑木の山ですが、この季節はまるで別人ですね。いったいいくつの種類があるのか見当もつきません。
      楢枯れにやられた木々もその中にうまくまぎれています。
      ヒマラヤ杉も今年は見事な三角錐の黃葉です。
      何年かに一回の紅葉当たり年かも。

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