いつの間にか消える

捩花の尺に足らざる背比べ
捩花に足が止まりてつぎつぎと
捩花の目線に屈む芝野かな

まるでど根性大根のように舗道の隙間に伸びている。

まわりを見ると、いくつも一直線の捩り花が穂を伸ばしている。
葉が出るのが遅いので、芝刈りや除草から免れたと思われるものが点々と散らばっているようだ。
この穂も先端まで巻き上がると、やがて穂が消え失せ、葉もいつの間にか姿を消している。いったい何のために生まれてきたのだろうかといつも不思議に思うばかりである。

“いつの間にか消える” への2件の返信

  1. 捩花が咲くのは今頃の時期だったのかな~
    何ごともしげしげと観察する性分ではないので咲いた後や葉っぱまで見届けるには至らない。
    従って捩花に葉があるのか?というお粗末である。

    でもこの小さき螺旋状に咲く花を見つけるとあっ!!捩花だと声をあげてしまいます。

    朝から久しぶりの雨です。紫陽花も喜んでいます。

    1. たしかに、今日の紫陽花は生き生きとしていますね。
      最初に咲いたのを剪って仏壇に備えました。室内にも活けたいくらいいっぱい咲きましたが、猫たちが悪戯するので窓から眺めて雨の一日を過ごしています。

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