初蝉

遠蝉を女教へる朝餉かな

蝉が遠くで聞こえた。

八幡さんの杜からだろう。耳をすませば、初蝉とは思えぬほどシンシン響いてくる。
蝉の風が思ったより涼しくて、もしかしたら今日が秋の初めなんではないかと思うほどだが、熱さの本番はこれからだろう。
とっくに鳴き始めていたんだろうが、連日の熱さで窓を閉めてエアコンを回していることが多いし、気づかなかっただけにちがいない。たまたま日曜日で往来の車が少ないこともあって、聞こえたというわけだ。

実際のところ、わが家では男が気づき女に教えてやったのだが。

“初蝉” への2件の返信

  1. 当地でも数日前から蝉の鳴き声が暑苦しく感じられます。

    亡き母は仲の良い三姉妹の長女でしたが先日その妹である次女が亡くなりました。
    私にとっては大切な叔母であり毎月両親の墓参を兼ね施設に会いに行っていました。
    わずかに半口の表情は能面(女面)を思わせる優しさでした。
    身内が一人かけ二人欠けしていく寂しさを噛みしめている。

    1. ご愁傷さまです。
      叔母さまのご冥福をお祈りいたします。

      一昨日、盆供養の棚経をお願いしました。
      盆にまたお帰りになられますので、けっして居なくなられたのではないと思います。いつも心に中に住んでおられますよ。

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