巨木の陰

寒林の疎林なれどもみな大樹

上へ上へ競ったのであろう。

どれもみな背が高い。高いものどうしが生き残って見上げるような森を形成した。
背の高いものが生き残れば陰になる幼木は育たない。こうして疎林となったのであろう。
高い木に止まるのは、鳩、カラスくらいである。小鳥は集まらないのでつまらない。
今日目撃したのは、ツグミ、ヤマガラ、メジロ、コゲラ、四十雀、ベニマシコ、ジョウビタキ、シロハラ、水鳥各種など。

“巨木の陰” への2件の返信

  1. 寒林の疎林なれどもみな大樹

    これはスケールの大きな句ですね。

    「寒林」って死者の眠る地の意味があります。
    そのあとに 「疎林」、「大樹」と並びますが
    どのような光景を浮かべていいのか 迷います。

    奈良のどこに、かかるシベリアを彷彿する場所が
    あるのか・・・。

    1. 人の手が入らなくなって、櫟などが大きく育っています。楢枯れ病もあってそんな木がどんどん伐られようとしています。軒並み太い幹にテープが巻いてあって、伐採予定であることが分かります。
      いつも歩くのは馬見丘陵公園。人工の手入れが入ってますので園内はいいのですが、周囲は荒れてきています。

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