出荷待つ梅

縄巻いて根鉢の梅の芽ぐみけり

立派な梅の木が出荷を待つばかりに立てられている。

造園業の畑の端に、見事なまでに形を整えられた枝垂れ梅たちの、たくましいほど大きい根鉢が縄にしっかりと巻かれ、コンパクトに伸びている枝はそれぞれ芽を膨らませ、一部は咲き始めているものもあるようだ。
土から掘りあげて根鉢が十分育つまで一年はたっぷりとかけたのであろう。
このまま植えられれば、客先の庭には一度に梅の春がやってくるにちがいない。

“出荷待つ梅” への2件の返信

  1. 梅の木も山も畑も土手も白一色。まるで死んだように眠る村。

    昨日安心して家を出たものの間もなく時雨、三重へ着くころには霙模様。
    お墓参りの頃にはふわりふわりと雪が舞い始める。
    これは厄介なことになったと思いつつも一晩の孤独を楽しむ。

    今朝目覚て驚く、辺り一面の雪景色。しかもしんしんと降り積もっている。
    何とか無事に帰れたことに感謝、感謝。
    一転して当地は太陽が燦燦とふりそそぐ。
    こんなにも気象の変化が激しいとは!!
    三重ではご近所さんに誰一人出会わなかった。
    集落が死んだように眠りについているみたいに。

       太郎をねむらせ太郎の屋根に雪ふりつむ
       二郎をねむらせ二郎の屋根に雪ふりつむ

    1. 当地も今朝起きてびっくり。2,3センチほど雪が積もってましたよ。三好達治の詩ではないですが、寝ている間の雪なんてしんしんと降るだけで、まったく気づくことができませんね。
      朝日が出て3,4時間もしたらすっかり消えてしまいました。当地へ来て初めての積雪でした。

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