残り福

春霜や猫と覚ゆる侵入痕

先日雪が降った朝、道路から玄関に点々と足跡がついていた。

最近、女の子を探しによくやってくる猫の足跡のように思う。
わずか二三センチの、浅い雪だったのですぐに消えてなくなったが、それにしても雪をもかまわぬ恋猫であることよ。
その後も相手が見つかってないのか、毎日二三回は巡回しに来るようである。
恋敵はとうに姿を消して、この子だけが取り残されているようである。
バレンタインの日も過ぎたし、チャンスは残り少ないぞ。頑張れ、頑張れ。

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