雪間に見つける

湯守のみ知る谷筋の蕗の薹

雪の宿の庭など、雪解けを待ちかねたかのようにあちこち顔を出しているのを見ることがある。

新潟でもそうだったし、飛騨の奥でもそうだった。
雪間に水芭蕉は4月から5月頃の光景だが、雪間の蕗の薹は3月の景色である。
寒地でそういう具合だから、雪のないところでは今月下旬ともなれば顔をだす時分だ。
毎年そうなんだが、蕗の薹ってけっこう見逃すことが多く、たいがいが薹がたってしまって食べ頃を逃したころに気づくことが多い。
今年は人の多い散歩道を避けて、新しいルートを開拓すれば天麩羅にするくらいの数を拾えるかもしれない。

“雪間に見つける” への2件の返信

  1. 田舎にいる頃はどこにでも見られた蕗の薹。
    この辺では探してもなかなか見つけられません。
    苦み走ったあの独特なお味は格別です、大人の味とでも言うか。

    東北のお宿に泊まった時は山のように盛られたてんぷらに舌鼓を打ちました。
    確か4月の終わりころだったかな、ホテルの庭にも栽培されていたから野生の蕗の薹ではなく食用に栽培されているのでしょう。

    1. 最近は栽培されたものでしょうか、店頭に並ぶのが珍しくはなくなりました。それだけ珍重度合いが薄れ、ありがたみも半分という感じですね。
      冬のトマト同様、ちょっと侘びしい気もします。

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