居付き

家着きのかはづ飛び出す如雨露かな

いったい何年目なんだろう。

庭の片付けをしていたら、空の鉢からもそもそと小さいものが出てきた。
毎年庭にいる、というか来るというか、雨蛙である。
ときによっては、土色に擬色してみせるが、今日は緑色のほうが強めである。
春になって、あちこち葉っぱが出てきたから、そんな環境に合わせたのだろう。

前にも書いたが、こいつはいきなりの水のお見舞いは苦手のようだ。如雨露の水にあわてて逃げ場所を探そうとする。なるべく迷惑をかけたくないが、植物たちには水が必要だし、なるべくそっと水やりすることになる。

一時は大小各一匹ずついることもあったが、ここ二、三年は一匹しか見ない。
庭が夏仕様に変われば、彼にとっても少しは住みやすくなるかもしれない。
連休の頃までには終わるだろう。

“居付き” への2件の返信

  1. まあ!!あのアマガエル君まだ居候続けていたのですね、可愛い~
    こんなにも居続けてくれれば名前の一つもつけてやらないとね。
    アマガエルも身を守るため保護色を装うとはね・・・

    1. そうだねえ、名前考えるとするか。
      一体何歳なのか、あるいは何代目なのか。
      池もないのに、一匹だけが必ず居座ってる庭なんて想像もできなかったので、毎年出会うたびにビックリするやら、驚くやら。

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