二百段巷を隔て沙羅の花
この時期、梅仕事も忙しいが、花だって忙しい。
紫陽花は雨を欲し、沙羅の花は今日を咲き急ぐ。
沙羅樹の足元には雨に散った花が落ちているが、花を踏んでまでそばに近づこうという気はおきない。
椿も同様だが、落ちたものとて落ちたものの命が宿っているようにも思えてくる。まして、たった一日きりの花となれば余計そういう思いは深いのかもしれない。
奈良盆地をみわたす伽藍の、一僧房の庭に立派な沙羅樹があり、塀越しにも一輪一輪がはっきり見える。
沙羅樹は沙羅双樹とは似て非なる別品種だと聞くが、寺院の一画におくと実によく似合うように思えるのだがどうだろうか。
沙羅双樹はもちろん沙羅樹も見たことがありません。
お寺に似合いそうなはかなげなイメージですがどんな花でしょうね、調べてみます。
昨日から梅雨と台風の合間を縫って三重へ。
油絵を描く友人の恒例の絵画展で気に入った絵が・・・
連れ合いからは飾る場所もないのにもう絵を買うなと釘を刺されている。
未練を残し友人と伊勢へ、思いがけず梅雨の晴れ間で真夏日の暑さ。
五十鈴川の清流が涼しく感じられた。
墓参をし雨を逃れるように慌ただしく帰宅したが嵐の前の静けさのように今はまだ大した雨ではない。
夏椿のことですが、ご覧になったことはありませんか?
白い花がぽつりぽつりと咲いては散っていきます。
雨の翌日とあって、昨日は湿度も高くむせ返りました。
一転、今日は梅雨らしきどんよりした空で今にも降りそうです。