染め分け

青鷺のにはか駆けだす濁田かな

剣豪武蔵の絵に似ている。

モズが枝にとまっている静寂のたたずまい。
絵のようにじっと動かぬまま佇んでいるときもあれば、餌を漁る忍び足、そして時折見せる駆け足。貪欲な食欲、なかなか旺盛である。ときには見に余るサイズを持て余して放置することもあるが。
この鳥の最も優雅なのは、やはり飛翔である。灰色、紺色に染め分けられた大きな翼が頭上を飛んでゆく姿を見送るのは感動的でさえある。

“染め分け” への2件の返信

  1. 鷺が飛翔する姿は優雅ですね。
    翼を広げた姿はじっと佇んでいる時に比べ数倍も大きく見えます。
    二色に染め分けられた翼は実際には目にしたことがありませんが最近映像で見てその色鮮やかさに驚いたものです。

    1. 気のせいか、青鷺の数が増えているような気がしてなりません。
      どこへ行ってもよく見かけるのです。へたすると大鷺より多いとさえ感じます。
      貪欲な鳥ですので、釣り堀など餌場の傍の家など屋根が糞で真っ白になるほど粘っていますよ。

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