川の主

石垣の目地に巳の字の青大将

護岸の目地を縫いながら青大将が登ってゆく。

登り切ったら動かなくなって植え込みにひそんでいる。四メートルの壁を登るのに疲れたか。
この川はしっかり防護壁で固められているが、その石の隙にひそむ鼠などを目当てにテリトリーとしているようで、川を泳ぐ姿を何回か目撃している。
コンクリートブロックを組むには、たいがいが交互に組み合わせながら積んでゆくので、青大将が目地にしたがって這い上れば自然に「巳」の字を描く格好になる。愉快な絵だが、二メートル近くもあるような大将クラスではいかにも気味が悪い。

“川の主” への2件の返信

  1. 孫と一緒に青大将を見たのはもう5年ぐらいに前になるだろうか?
    冬眠から目覚めた青大将が石垣から顔をのぞかせた、孫は全部見たいから石垣から出してくれという。
    困り果てた私は近所のおじさんを呼びにいった。棒切れに青大将を巻き付かせてくれた。
    それ以来青大将にはお目にかかっていない。

    それとは別にもう40年以上も前、観光地に蛇センターなるものがあり蛇を首に巻き付けて記念撮影をしてくれる場所があった。
    どんな蛇だったか忘れたがとにかくとてつもなく大きな蛇で子どもたちは大喜びで写真を撮ってもらった。
    その写真はどこに行ったのやら?旧いアルバムに貼ってあるかもしれない。
    蛇にまつわる思い出である。

    1. 蛇というのは、突然目の前に発見して大変驚かされたことが多く、したがって蛇といえば全身が硬直するような恐怖、嫌悪感を覚えがちです。
      蝮かヤマカガシかを突然踏みそうになったこと、触ろうとした木に青大将が登っていたこと、津球場の外野席が芝生席ならまだしも雑草席で、蝮を踏みそうになったこと、飼っていた鳥を川で水浴びさせていたら、それを籠の中で丸呑みして出るに出られなくなったシマヘビ、等々どれも強烈な思い出です。

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