艶ある虹

三輪山に夕虹立ちて神さぶる

昨日は若草山、今日は三輪山に。

名のある山に虹がかかれば趣も増す。
とくに今日の三輪山の虹は見事な形、申し分ない色であった。
榛原での句会の帰り途、車窓にそんな立派な虹が立って、一同声を上げるのだった。台風一過とはとても言えない、重ったるいほど湿気がまとわりついて不快な気分を吹っ飛ばしてくれるのに十分であった。
この三輪山の巳さんは好色な神さんとしても知られていて、なんだか、今日は美しい女神を得て得意の絶頂にでもいるかのようにも見えて、なかなか色っぽくもある。
虹にこういう艶っぽい印象を抱くのは初めてで、物語でも生まれてきそうな気さえしてくるのであった。

“艶ある虹” への3件の返信

  1. 久しく虹に出会っていないですね。
    台風後の今日のような不快な日に虹でもかかれば少しは気分も晴れるというもの。
    三輪山の神様が好色だったとは!!神話っぽいですね。
    神様もいろいろいらしゃるのですね~

    1. 参考記事です。
      三輪山の神語り
      このなかの、
      1.おだまきの糸
      6.蛇体の神と卵
      をご覧ください。
      大物主命は別名大国主命。出雲の神さまです。東征族もさすがに無視できない神で、いまだに三輪神社は最古の神社として今日まで敬われています。

  2. 三輪山の神語り、検索しました。

    古事記(三浦ワールド)の世界ですね。
    おだまきのいわれ、三輪素麺も箸墓の古墳の由来も知ることができました。

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