足湯して虫聞く夜とはなりにけり
足湯して湯舟にしずむ虫の夜
足湯して首まで浸かる虫の夜
昨日今日と急に季節が進んだ感じで、体温に近い温度にしておいた湯舟はさすがにぬるい。
今夜から冬にかけて徐々に設定温度を上げてゆくことになる。
それにしても、虫の声が聞かれないのはどうしたことだろう。
いつもの年なら、湯舟で虫たちをBGMにゆっくり手足を伸ばしていたものだが。
外へ出れば、隣の空き地からはかすかに聞かれるが、家の中にいてはまったく聞こえてこない。
虫たちにとっても苛酷な夏だったろうが、遅生まれの子たちが戻ってきてくれたらいいがと思う。
やはりそうですか、当地も静かなものでなんだか淋しいです。
そこへもってここ数日の朝晩のひんやりした空気に戸惑い気味です。
精霊バッタは見るんですけどね、こおろぎを全く見ません。
どうなってるんでしょう。