こけおどし

竹竿に風の意のまま鳥威

両翼を広げるような鷹を描いた凧が地面すれすれに揺れている。

鳥威しである。
竿の先端にぶら下げられ、竿には弾力があるのでちょっとした風にも360度、上下に休むことがない。
洋風カイト型だから、広げた翼がいまにも覆いかぶさるようにして、威嚇効果は十分である。
いろいろ虚仮威しの鳥威しを見るが、今日見たのは鳥たちにとっては脅威になることは間違いないだろう。
大和の稲刈りはまだまだ終わらない。

“こけおどし” への2件の返信

  1. 子どもの頃はよく両親が行く田んぼについていったものです。
    秋の田んぼには必ず鳴り物や鹿威しがありました。

    この「鹿威し」私は猪を追っ払うシシオドシと思っていましたが変換したら「鹿威し」と出ました。
    田舎では猪のことをシシと言っていたからです。
    まさに虚仮威しです。鳥威しなどいろいろあるのですね。

    1. 季語に「鹿垣」とあり、副題に「猪垣」があります。
      「シシ」では、南部の盆の「鹿踊り」が有名ですね。賢治の童話集「注文の多い料理店」に収められた「鹿踊りのはじまり」というのもありましたね。

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