池の畔で

枯芒かたへ傾く風の道

絮もほとんど飛んだ芒が硬直した姿をさらしている。

池へ向かって風が通るらしく、みな池に傾いたままだ。枯れきっているので、少々の風くらいでは揺れる弾力性も失っているようだ。
やがて強い風が吹くと矢が折れたように朽ちていくのだろう。

“池の畔で” への2件の返信

  1. 芒って結構遅くまで頑張っていますがさすがにくたびれてきたようです。
    ふれあい橋の下は茫々と芒が首をうなだれています。
    来年まで「ゆっくり休んでね」と言いたいです。

  2. 人間と同じで枯れてくると弾力性が全くなくなります。いつ折れるか。折れて、そして朽ちて、そしてまた春になれば芽吹いて。

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