今年の十句

所属する結社では、規定を満たせば特別な同人資格を得る。

ある意味で結社の顔となる同人で、特別なコラムに投句できる。
たまたま来年からの推挙を受けたのだが、力不足を自覚しておりもう一年このままで頑張ることにした。
この一年を振り返るに、まだまだ満足できる句を授からずにいるが、一通り次の句を選んでみた。

つまびらかならぬ古墳に若菜摘む
雨去つて畝傍日当たる初景色
寄鍋の酒も尽きたる饂飩かな
縄尺を延べて球根植ゑゆける
鶯のそこに來てゐる立話
イベントの楽日の雨の五月鯉
相槌の団扇二タふり三ふりして
端山にも名ある吉野の今朝の秋
上の子に絵解してやる走馬灯
いくばくの気流に鳶の小春かな

2 Replies to “今年の十句”

  1. 日々確かな観察力、欠かさず精進なさっている姿に感服です。
    そして新たな言葉、知らない世界にこちらも刺激を受けます。

    好きな三句を選んでみました
       雨去つて畝傍日当たる初景色
       端山にも名ある吉野の今朝の秋
       いくばくの気流に鳶の小春かな

    1. いままた有名俳人の句を読み直しているのですが、当時に印をつけなかった句にいい句が一杯発見できます。逆に、なんでこの句にチェックしたのか、よく分からないのもあったりして。
      句を「読む」目が着実に変わってきていると感じてます。

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