和らぎ空間

半刻の障子明りをこよなくも

狭いながら純和風に作ってもらった部屋があった。

隣家と接した東南向きの部屋であり、南にも家があったので、とくに冬などは日の差す時間は短いものである。
だが、日が当たると障子に閉ざされた空間はすぐに暖まり、しばらくは猫のブラッシングなどして緩い時間が流れる、至福のときとなる。
いまの家でも猫たちは和室が好きである。日がさんさんと降り注ぐ日などは、炬燵にもはいらず翳る時間がくるまでその場所で過ごしている。
ひともまた、畳に寝転がって猫の目線で庭を眺めているのである。板張りや絨毯でもない、畳の間というのは掃除しやすく、いつも乾燥していて、それでいてどこか暖かく清潔で安心して寝転がっていられる空間なのである。

2 Replies to “和らぎ空間”

  1. 和室のある暮らし、良いですね。

    今の家は和室が一つも無いので畳の感触が懐かしい。
    その代わり東西南北、四方ともが空き地と道路に囲まれている。
    しかも狭いリビングは二階南面にあるので日中は陽射しさえあればこの寒い冬でさえ暖房要らずである。
    ようやく陽が陰りボチボチ暖房を入れようか、でも気密性が高いので余熱で温まった部屋はまだホットカーペットだけでも十分である。

    1. 太陽光に勝る暖房はありません。日本人はこれをできるだけ集め、逃がさないように、いろいろな工夫をしてきました。
      畳はもちろん、壁を塗る、襖、障子で風の出入りをふせぐ。
      今日のようにどんよりと曇った日はほんとに冷え冷えします。
      毎日が青空の関東が懐かしいです。

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