実生

南天の玉のこぼれてゐる旦
南天の実生の苗の実をたんと

苔の庭のあちこちに鳥が落としたと思われる南天が芽生えている。

しかも、30センチ足らずの小さな苗がことごとく実を生らせている。
その赤い玉がアクセントになって、広い吉城園の景色を引き締めているのだ。
なかにはこぼれて朝日が当たりきらきら日を返しているものもある。
こうしてみていると、つくづく南天はお目出度い景に似合っているように思える。

“実生” への2件の返信

  1. 玄関前の大瓶に南天、若松、竹を投げ入れたが未だに実をつけている。
    正月飾りはすでに片付けたのでボチボチこれも始末しなければ。

    歌舞伎の舞台はすっかり遠くなってしまいたまに上映されるシネマ歌舞伎を楽しんでいる。
    今日は坂東玉三郎が編集・監修の「沓手鳥狐城落月/楊貴妃」玉三郎は主演も務めた。
    ついでにもう一本「この道」
    詩人 北原白秋と作曲家、山田耕筰との友情をそれぞれ白秋役を大森南朋、山田耕筰役をEXILEのAKIRAが演じた。
    白秋のことは詳しく知らないが子どものような人だった。
    だからこそあの数々の童謡が生まれたのだと・・・

    1. 耕筰、白秋ともナイーヴな感性の持ち主。古そうでいて新しい。詩をうたうには、そういう感性が必要なんですね。

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