サヌカイト工房跡の竜の玉
二上山にはサヌカイト(黒曜石)が産出した。
サヌカイトを割ると鋭い断面をもつことから石器の材料となった。二上山のサヌカイトが各地に運ばれて、石器の材料となったことはよく知られている。
わが家から500メートルほど坂を下った大和川畔でも石器工房があって最近発掘されたが、いつも散歩するコースにも旧石器時代(15,000~16,000年前)!の工房跡があり、そこは二上山をくっきりと眺められる高台の絶好のポイントにある。
発掘調査の終わったいまは緑道として整備された道となっていて、起伏のある地形から当時をしのぶしかないわけだが、アオキやガマズミなど実をつける木も随所に散りばめるように植えられている。
黒曜石が産出されるということは二上山は火山だったのでしょうか?
司馬遼太郎が子どもの頃、母上の実家で矢じりを拾ったというのもこの周辺でしょうかね。
昔、黒曜石のイヤリングを持っていたのにどこへいってしまったのかしら?
今日の映画は「日の名残り」
一昨年ノーベル文学賞、長崎出身の日系イギリス人、カズオ・イシグロの原作である。
イギリスらしい映画で「羊たちの沈黙」のアンソニー・ホプキンスが良い味を出していた、
彼の作品は読んだことがなくもちろん映画化されていることも知らなかった。
ブログの知り合いで彼のフアンがいてしかも彼女は原文で読んでいると言うから驚いてしまう。
タモリお得意の話でしょうが、太古は火山だったようですね。珍しいサヌカイトは火山活動の賜物。
司馬のおばあちゃんは竹内街道の南ですから、二上山からはちょっと離れます。二上山に産出した石を加工したものが流通したのでしょう。
原文といえば、高校時代にヘミングウェイものをいろいろ詠んだ昔を思い出します。スペイン動乱時代のものを書いたものは読みやすかったのに、「老人と海」は読めても理解がかなわなくて訳本にすがったことなども。