完熟

大寒の堆肥起こして穢れなく

いかにも柔らかそうだ。

スコップを入れればさくっ、ふわっと持ち上がりそうである。
トラックの荷台に十分発酵した堆肥がうずたかく積んである。この間まで花をいっぱいつけていたバラがみな短く剪定されて、今日は寒肥を施す作業に入ったようだ。
堆肥だから発酵させるために牛糞やら鶏糞なども投入したはずだが、その面影は微塵もない。完熟堆肥なのである。
今までゆっくり寝かされていた堆肥に手をさし込めばまだ温みも残っていようし、これだけ見事な寒肥を施されれればバラも気持ちいいに違いない。

“完熟” への2件の返信

  1. 化学肥料を使わない堆肥、これを完熟堆肥と言えばいいのでしょうか。
    時間も手間もかかりそうですが植物や地球にも優しそうですね。

    1. 完熟というのは発酵が完全に完了したというか、十分に進んだ状態をいうので、化学肥料ゼロとは限らないかもしれないです。
      完熟した堆肥というのは臭いが原材料を想像させないほどすっかり抜けたというか、まったく別の香りがします。臭くないのです。直接手を触れるにもためらいがないですね。

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