同化

みちすがら芥菜つみて人に逢ふ

袋を開けて見せてくれた。

句会場にくる途中で見つけたので、摘んできたという。
連れ合いに先立たれたお一人の食卓にちょうどいいくらいの量である。
夕餉の卓にはぽっと春が灯ったことであろう。
なんでもないことだが、自然と同化した暮らしには安穏がある。

“同化” への2件の返信

  1. からし菜のおひたし、美味しいですよね。
    一人暮らしの食卓がほんの少し春めいて元気になられるのではないでしょうか?

    道すがら摘んだものと言えば子どもの頃のフキノトウ、ヨモギ等々。
    この辺では来月あたりから土筆が摘めでしょう。
    一年ぶりにあのほろ苦い土筆の卵とじが食べられるのが楽しみです。

    1. 今日のニュースでは当地で早くも土筆の便りが。
      想像以上に早く春が進んでますね。
      そちらでも、探せばつくしんぼ始まってるかも。

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