宵の風情

夜目白く垣になだるる雪柳

雪柳が始まった。

まずは花からということで、枯色がちな宵の庭を明るく灯してくれている。
萩と同じように四方にしなだれるように乱れながら、すこしの風にも枝を揺ゆらしているさまは仲春のほんわかとした宵の風情をましすものである。フェンスを超えるだけの丈は十分にあり、もてあました枝が垣の外にもあふれるばかりである。
今日はあいにく雨模様だが、咲き始めたばかりなので散るまでにもまだまだ時間があって、当分楽しむことができよう。

“宵の風情” への2件の返信

  1. 雪柳もうそんな感じですか、早いですね。

    明け方には雨も止み太陽と青空が。
    しかし橋の上は強風で欄干がキンキンと音を立て風に押し倒されよろめきながら渡り終えた。
    このまま春本番かと思えばもう一度寒の戻りがあるとか。
    暖かさに慣れた身体には少々堪えそう・・・

    1. 開花予想も出ましたね。当地は22日だとか。毎年どんどん早くなるような。おかげで、吉野の下千本も四月上旬には咲きそうです。廃業かと噂もあったロープウェイの修理の目途がついたということで、地元もほっとしていることと思います。

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