若草山見ゆる広野に遊びけり
平城京の朱雀門周りがすっきりした。
遣唐使船がまたお目見えして、観光客用施設も整ったので、ここをベースにあの広い宮城址を散策するのも悪くない。
すでに空は雲雀のにぎやかさ。足もとには草がどんどん萌えて、顔を東に転じるといまだ末黒の若草山がはっきり見ることができる。
すみずみまで歩けば一万歩くらいはいけそうである。
いつもの馬見丘陵公園とはちがって、ここには特別史跡でボール遊びする不謹慎なグループはさすがにいない。ほとんどが観光客であるし。ひたすら歩くのである。そういう意味では野遊びというより青鞜というべきかもしれない。
もう50数年も大昔のことになるでしょうか。
その頃奈良ドリームランドという遊園地ができたばかりで当時としては最新施設でした。
初めて乗るボブスレーという遊具に悲鳴を上げたものです。
若草山は緩やかな山なのに何度も滑っては転びして登った記憶が鮮明です。
もうすぐ緑鮮やかな文字通りの姿が見られることでしょうね。
ドリームランドへ行かれましたか。
いまは荒れ果てて昔の面影はまったくありませんが、どこかのデベロッパーが買って再開発するとか。
同じく明治の煉瓦建築・少年刑務所もホテルに生まれ変わるんだとか。
若草山は下に立つと見上げるような傾斜で、簡単にするするとは登れそうもありません。有料なのでチャレンジする気にはなりませんが(笑)