散るはさだめの

蜘蛛の子の目鼻手足のおぼつかな
蜘蛛の子の孵るや散るのさだめかな
蜘蛛の子の散るは人間踏めぬ道

蟻よりはるかに小さい。

ごま粒ほど小さいという言葉があるが、人の目から見れば粒にもならない、まさに点でしかない存在。うっかり指を置けばつぶれてしまいかねない儚い存在である。
そのコンマ何ミリかという小さな紅い点々がブロックの上など、注意してみなければ気づかないところを集団となって移動している。
袋から孵ったらまづはどこかへ行かなければならないとばかり、いっせいに動くのだ。いったいどこへ行こうというのか。

“散るはさだめの” への2件の返信

  1. 袋から孵った蜘蛛の子はそんなに小さいのですか。
    我が家は蜘蛛が多く困っていて定期的に蜘蛛の巣ジェットをスプレーしないとすぐに巣を張ります。
    たまに窓を這う蜘蛛を見つけてもその逃げ足の速いことには驚かされ捕まえたためしがありません。

    1. ふだん目にする虫では最も小さいレベルでしょう。これがいっせいに行進するのですが、もちろん誰がリーダーとも分からず不思議な行動です。どこを目指してるんでしょうね。

ほだか へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください