くなさかを走る

ローカル線縫い刺す県道麦の秋

伊賀盆地のいまは稔りを迎えた麦田と植田が混じって美しい。

周りの山々も緑をいよいよ濃くし、心が安らぐような安心感を覚える。
ふだんならば盆地を抜けるのに15分もあれば十分足りるのだが、工事渋滞で伊賀から甲賀へぬける道をたどった。今はローカル線格に落ちた感ある関西本線の単線の踏切を越える道は麦穂と植田の間を抜ける道でもある。
知らない道を走る不安を全く感じないのは、自然のゆたかなふところに身をゆだねているからかもしれない。
やがて、目の前に第二名神のコンクリートが現れると、気が引き締まると同時に現実にかえったような気がした。

“くなさかを走る” への2件の返信

  1. 一人で三重へ行く時は緊急以外めったに高速に乗らない。
    別に急ぐ必要もないのでのんびりと走り慣れた23号を利用している。
    道の駅や友人の家に寄り道をしながら見慣れた景色を楽しんでいる。
    それに日曜日の23号はとてもスムーズなのである。
    亡き母がなるべく高速は走らないようにと言っていたのを忠実に守っている。
    来月行く時には麦の穂と成長した早苗の田んぼのコントラストが楽しめるかも知れない。

    1. そう言えば、23号線を走らなくなって久しいですね。伊賀を抜ける名阪国道も実際には時速100キロ近いスピードで走るし、ローカルな県道をゆっくり味わうことも少なくなりました。
      ぜひ伊勢平野の風を直に感じてください。

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