見よう見真似で

禰宜巫女の所作真似くぐる大茅の輪

今月のネット句会が休会となった。

年に一回選を受ければよしとしなければならないほど、厳選このうえない。
今月の兼題は「茅の輪」だったので一句詠んでみた。
茅の輪は六月末日の夏越しの祓の前後に神社に設えられてる。早いところではそろそろ見られる時期だろう。
この輪の大きさ、数などやくぐりの作法にも神社によって微妙に違う面があって、それは現地での案内やあるいは見よう見まねで従うことになる。
こんな小さな社に?と意外に思われる場所に設えられることもあり、見つければ輪をくぐって穢れを祓うことにしている。

“見よう見真似で” への3件の返信

  1. 私もネット句会の披講の時期だと思い開いたところ休会を知りました。
    「茅の輪」の兼題は初めてのような気がします。

    夏越しの祓で思い出すのはやはりこの歌です。
       風そよぐ楢の小川の夕暮れはみそぎぞ夏のしるしなりけり

    1. 6月30日ですから暦ではまだ夏。ですが、禊ぎの水を渡る川風には新涼の趣があるというような意味でしょうか。
      ちなみに「禊ぎ」はこの夏越しの祓えで行うもので季語となっております。
      「水無月の夏越祓いする人は千歳の命延ぶと言うなり」
      大神神社ではこんな歌を口遊んで茅の輪をくぐりました。
      先日のNHK俳句(講師は京都に長い井上弘美の日)では「夏越しの祓い」が題でした。京都ではこの日「水無月」というお菓子を食べるという話にさすがに京都やなと。

  2. 2017年6月、百人一首談義の記念旅行で京都に旅した時、宿泊した町家は和菓子屋さんでやはり「水無月」という和菓子がありました。
    又京都駅のデパ地下でも「水無月」が並べてあり小豆と寒天を使った美味しそうなお菓子でした。
    また崇徳上皇ゆかりの白峯神社の入り口にも「夏越の祓」の行事が示されていました。
    あれから丁度二年、百人一首談義はいろんな思い出や知識を残してくれました。

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