孟宗の天突く径のいや涼し
孟宗の青根むき出す径涼し
万葉講座には時間があるので、酒船石遺跡まで足を伸ばす。
竹林は雑音を吸収して静かだ。ときおり吹く風の葉ずれが聞こえる程度。
丸太で土留めされた階段を登る径は足裏にやさしく、ところどころに青根が顔を出す。
今日は33度くらいあるわりにはヤブ蚊も出てこず心地いい。
今日初めて気づいたのだが、酒船石の置かれているところは傾斜がついていて大きな石は今にも動き出しそうだ。そうなれば文字通り舟の進水、出帆であるのだが。
酒船石をあとに飛鳥寺へまわり、草木の名札をひとつひとつ確かめながら会場への万葉の径を楽しんだ。
いい時間であった。
何故か、ネットワークが不調のようらしく、昨夜の投稿が失敗していたようだ。
さいわい、下書きが残っていたのでことなきを得たが、最近翌日まで気がつかないことが多くなった。パソコンのレスポンス、サーバーのレスポンスいずれも悪いと、こういった失敗を見逃してしまう。
あの辺りは自分の足で歩いたせいか特別懐かしく親しく感じられます。
残念だったのは万葉文化館をみることなく飛ばしてしまったことです。
里中満智子さんの「天上の虹」と飛鳥の歴史が重なりワクワク感が一層増します。
文化館ではちょうど今彼女の特別展をやってます。研究員のギャラリートークもあって、賑わっていましたよ。
今や人気研究員の井上さやかさんの株が急上昇。話の切れがいいうえ、声もよくて90分飽きさせないのはさすが。古美術史専門家でテレビでよく顔見る人とだぶついて、いずれテレビでも人気になるのではないかと。