夏に向かって

蘊蓄をかたむけ亭主の花水木

街に花水木が賑やかに咲くようになると東京の家が懐かしくなる。

メインツリーとして20年以上我が家の顔だった花水木が満開を迎えると、ご近所の人や通り過ぎる人から賞賛の声をいただいたものだった。
今でこそ花水木は街路樹に庭木にとポピュラーな存在で、各種の栽培品種も出回っているが、当時ははなびら(実際には花弁ではなく総苞片)が小さな薄赤色のものしかなかった。
ただ、元来樹形が円錐形に整いやすく、葉よりも花のほうが先ということもあってこれが枝いっぱいに花をつけるとさながら春のツリーという風になり、遠くからでもはっきりと認められるのであった。

その花水木の足下には芝桜やらサツキやらカルミアやら、これから5月連休にかけて賑やかな日々がやってくる。

“夏に向かって” への4件の返信

  1. 街路樹の花水木がきれいですね。
    近年、花水木を街路樹にしているところが多くなりました。
    近くのメイン道路の両側にも紅白の花水木が交互に植えられて目を楽しませてくれます。

    家のシンボルツリーが花水木って素敵ですね。
    今度の家のメインツリーは何ですか?

    1. まだメインになる木を決めてないんですよ。やっぱり花水木かと思うけど、これだけポピュラーになってしまってはとためらうものがあったりして、思い切ってカツラにしてもいいかなと。

  2. 花水木って今でこそすごくポピュラーだけど、昔はあまり見かけませんでした。
    これをメインツリーとしたなんてハイカラですね。薀蓄をかたむけたってかまいませんよ。

    水木というとこの花水木のことだと思ってたけど、先日は土佐水木を紹介してもらいましたよね。その直後例のハイキングに行って日立研究所の中にそれと思しきものがあったのでウンチクかたむけかけたところ、それは日向水木だよって言われました。ちょっと違うんですね。色々あってボクには難しいです。。

    1. 「土佐水木」は写真を載せればよかったですね。その時に限って撮ってなかったのが悔やまれます。

      樹木や花の名前は、詳しい人に聞くかあるいは図鑑が定番でしょうけど、最近ではググるというのが新手です。この間も、「春 河原 黄色」で「セイヨウカラシナ」にぶち当たったというわけです。
      三茶師匠のスマホ、面目躍如ということになります。

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