涼を乞う

汝れもまた風待つ空や百日紅

今日も風がなかった。
たまに吹いても、たっぷり熱を孕んだアスファルトを撫でてくる風は息が詰まりそうになる。
街を歩くと百日紅が盛りだが、あの紅い花の群れを見るとさらに暑く感じてしまうのは私だけだろうか。最近は交配品種かどうか、白い花を咲かせる百日紅に出会うことも増えた。これならいくらか暑苦しさから救われるのだけど。

“涼を乞う” への2件の返信

  1. いい句ですね!
    暑い太陽に向って、沢山の花を咲かせる百日紅・・・眩しくて、そして 私は元気を貰います。#nao#

  2. おや逆の印象ですね。何事も元気に変えることができるのが羨ましい(笑)
    私は木槿の花も暑苦しくていけません。夏は木の葉をいっぱい茂らせた樹のほうが好みです。
    今日は府中霊園に向かう欅の並木路がいかにも涼しそうだったよ。

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