蓑虫庵

蓑虫の果樹の葉まとひ鳴きもせず

とうとうわが家も蓑虫庵と名づけるべきかと思う。

この春から一匹の蓑虫がときどき枝を替えてはブルーベリーに拠っていた。
夏の間に収穫もとっくに終えて、注意が足りなかったか、今日水をやろうとしたらおびただしい数に増えている。
むろん全員ブルーベリーの衣をまとっているわけだから、葉っぱがすっかり抜けかかっている。青いのを使ったのか、それとも水不足で枯れてしまったのをまとったのか、どちらとも分からないが、いずれにしてもファミリーとしか思えない集団である。
というのは、春から棲みついていたのは大きな衣だったのに、今日目撃した連中はひとまわり小さい。今年生まれたばかりではないかと思うのである。今後かれらが棲みつくのか、四散するのか、しばらくは観察の目が離せない。

また、こうなるとこの秋はまずご本家蓑虫庵に行かずばなるまい。俳句がちっとも上達しないのは、伊賀はほんに近いというに、いまだ俳聖とよばれる翁の足跡をたどったことがないのが祟っているからなのである。

2 Replies to “蓑虫庵”

  1. 探してもなかなか見つからない蓑虫なのにファミリー集団とは珍しいですね。

    伊賀市に蓑虫庵というのがあるんですね。
    私も忍者屋敷とお城は行ったことがありますが蓑虫庵は知らなかったです。
    嵯峨野の落柿舎のようなところでしょうかね・・・
    俳句の更なる上達を願って是非訪れてみてください。

    1. 忍者屋敷も城も鍵屋の辻も観光地めいたところは行ったことがないのです。野暮用で訪れたとき車でぐるり巡回した程度。しっかり時間をとって、歩かねばなりません。
      しばらくは気候待ちかな。

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