団栗やゴム管といふ飛道具
団栗がいたるところに溜まっている。
種類によってはピストルの弾のような形をしており、育った土地の方言で「ゴム管」といわれた「パチンコ」の弾にもってこいだと直感した。
命名はおそらく管状のゴムパイプを使うのが正統だったと想像されるが、自分たちが作って遊んだのはよくて古タイヤを割いたもの、普通はゴムバンドを縒ったものを使うことが多かったと記憶している。
ともあれ、団栗のつぶてはうまく挟まないと的にうまく当てるには難度が上がりそうであるが、当たった場合の破壊力は相当なもので間違っても人や動物には向けては危険である。
瞬時に子供時代にタイムスリップできるのが団栗の面白いところである。
パチンコ遊びは普通男の子の遊びでした。
二股の枝にゴムバンドをつけるのが主流でしたね。
どうしてパチンコというのか、今考えるとはじいた瞬間にパチンという音がするからでしょうか?
玉によっては小石を使うなど結構威力があり危険を伴う遊びでしたね。
二叉の枝は青木を、手許部分をのぞいて皮を削ったものを使ってました。適度にしなりがあって子供の力にはちょうど合っていたのでしょう。堅い木を使えばゴムも強力でなくてはいけないし、破壊力も遊びに適した程度だったのではないでしょうか。
弾を挟み込む材料は皮が適していたでしょうが、手製のものは何を使ったのやら、もう思い出せませんが。