立冬の桜

冬咲いて子福桜と申しけり

冬桜か、十月桜か。

近寄ると子福桜の札がある。
1つの花に複数の雌しべをつけ複数の実をつける。子宝に恵まれるという意味で子福桜という名がついたそうだ。
春と秋の二回咲くと書いてあるが、実際には冬の間ずっとちらほら咲いて冬桜といってもいい。
おりしも今日は立冬。暦のうえだけではなく鍋物を恋する季感も冬そのものである。

“立冬の桜” への2件の返信

  1. 朝晩はともかく日中は立冬には程遠い陽気で抜けるような青空はゆく秋を惜しむようである。

    小福桜、可愛い名前ですね。見たことはないのですが四季桜のような花でしょうか?

    1. ちょっと見には全く区別できないくらい、大きさといい同じような桜です。
      その小さくてまばらな花がぼちぼち、だらだらとずっと咲くのです。
      それが冬桜の本意かもしれませんが。

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