今年また根づかぬと知り勿忘草
この時期ホームセンターの園芸コーナーが活気づいている。
手に手に野菜や花のポット苗を手にしたり、プランターや肥料などをバスケットに入れてレジに並ぶ人の列。
例年勿忘草の鉢を買っては庭におろすのであるが、多年生なのに暑さに弱いせいか年を越すことができないでいる。
今年もまたホームセンターであの楚々とした花を見ると一鉢と買ってしまいそうだ。
追)今日から表紙絵を伝飛鳥板葺宮跡からみた甘樫の丘のものに変えました。右手頂上の樹木が途切れている部分が展望台です。360度のパノラマが素晴らしい。
ゴールデンウイークのこの季節、園芸店が賑わいますよね。いいことです。
ボクも行楽地でちょっとした植木鉢など買ってきたりしてます。
勿忘草、清楚とした日本的な可愛いい花ですよね、すぐ育つし。でも年越しが難しいって知りませんでした。放っておいてもドンドン増えてくる多年草も多いですけどね。
勿忘草、古来からのものかと思ってましたが近年西洋から渡来したもののようですね。
一方(関係ないけど)、忘れ草(萱草)は古くからのもので、源氏物語にも登場します。花そのものより、単に「忘れる」ことを表すため使われています。
「親もしばしこそ嘆きまどひたまはめ、あまたの子どもあつかひに、おのづから忘れ草摘みてん」(浮舟)
→追い詰められた浮舟、死ねば母が悲しむだろうかと自問しての自答です。
「母もしばしは嘆くだろうが子供たちもあり自分のことなど忘れてしまうだろう」
忘れたいこと忘れたくないこと、、人には色々ありますもんねぇ。。
(甘樫の丘の表紙絵、いいですね。7世紀の歴史勉強してみようと思って昨日岩波新書シリーズ日本古代史「飛鳥の都」買ってきました。正しく甘樫の丘から風景を眺めるところから始まってます。ダイナミックは7世紀、俄然興味が湧いてきました)
万葉植物園と呼ばれるところに行くと、萱草を詠んだ歌があるのが分かります。恋またはあなたを忘れるというような意味で使われているようです。
甘樫の丘の図で左のほう、つまり丘の南部には文献では曽我氏の邸宅があったとされています。最近遺構が発掘されていよいよ関心が高まっているようです。
忘れな草、その名のとおりの花ですね。
昔(高校生の頃?)流行りました。
さくら貝の歌、と共に倍賞千恵子の歌声が好きでした。
母も大好きな歌で、♪忘れても忘れても心の奥に♪と母娘で口ずさんだものです。
その老母がやっと、四カ月ぶりに戻りました。うれしいです!!
ゆく春や 不死鳥のごと 母還る
ご退院よかったですね。季節も最高なのでお母様もさぞ気分がいいことでしょう。
ありがとうございます。
「忘れな草をあなたに」をYOUTUBEで聴いてみました。
歌詞は ♪別れても別れても心の奥に♪ の間違いでした。
人間の記憶なんて時にいい加減なものですね。