お総菜物色をするマスクかな
家人のスーパーにつき合うのは苦手だ。
とくに、いけないのが鮮魚、肉、乳製品など要冷蔵品売場である。これでもかと低温をきかせるので、近づくだけでもう悪寒を覚えそうになってできるならその前には立ちたくはない。
夏でさえそうなのだから、冬ともなるともっとひどい。
荷物ならいくらでも引き受けるから、どうか早く済ませくれと願うばかりである。
このあたりは、スーパーも遠く車無しではやっていけないが、足のない人は電車にたよるしかなく、夕食のおかずが足りないからとちょいとそこまで下駄履きでというわけにはいかない。
今日もまたお年寄り一人がスーパーの袋をいくつも抱えて電車に乗ってきた。
買物弱者と言えば亡き母を思い出す。
足が不自由になったうえ地域のJAの買い物循環バスも中止になり思うような生活ができなくなっていた。
それに比べまだまだ足腰達者で車にも乗れ買い出しにも事欠かない今の生活は有難いがいつまで続けられるかの保証はない。
毎日通っているジムは大型スーパーのチェーン店で食品、衣類、飲食店、百均、雑貨、支払い関係等々何一つ揃わないものはなく有難い環境にある。
ジムの目の前が婦人服専門店で行き帰りついつい目がいってしまい時に衝動買いをしてしまう。
余りにも恵まれ過ぎた環境は目の毒になったりする。
荷物を車に積むためウオーキングの機会を減らしているというのは言い訳になりかねない・・・
いつかは体が言うことをきかなくなって、誰かから、あるいは何らかのサービスに頼らざるを得なく日が来る。百年時代の宿命ともいうべきもので、簡単には喜べない。