小寒

臘梅に人來て人の寄りにけり

曇天に影もなく臘梅の形はそばに近づかなければよく分からない。

いつの間にか臘梅が咲いていたのだが、まだ咲き始めたばかりとみえて匂いは全くない。鼻を近づけてもあの独特な甘い香りがないのだ。しげしげと眺めていると臘梅に気づいた夫婦もまた近づいてきた。
今日より小寒、つまり寒の入りだから野山には花が一番少ない季節である。一面枯れたなかにあってあの黄色い花は人目を引くのだろう。
最近は西洋タンポポが一年中咲くなど全く花がないわけではないが、やはり枯れたような枝に明るい花だけがついた臘梅は人の目を引きつけるのに十分である。

“小寒” への2件の返信

  1. 春を告げる蝋梅がいち早く咲いていますか。
    寒の入りの割には暖かいので今年は春の訪れも早いのでしょうか。

    我が家は今、山茶花が満開です。白い花びらにピンクの縁取りが愛らしいです。
    真紅の方はまだ咲きませんが暖冬なのにどうしたんでしょうね?

    1. 水仙も臘梅同様昨年から咲いてますね。
      ただ淡路の水仙どころでは若干遅れているとはラジオのレポート。温暖化のなかで予想も難しくなってるかも知れません。

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