浸食

蟻壁に当たりて壁を登りゆく

蟻の行列を目で追ったら、どうやら二階ベランダをめざしているようである。

巣穴からだろうが、基礎のコンクリートの垂直の壁をトラバースしてきて、一気にまた垂直のルートをたどっている。
不思議なことに、壁の下の方ではそれなりの数が右往左往しているのに、登り切るのは少ないのである。
いったい彼らはどこで消えるのか、首をひねるばかりである。
壁のどこかの内部に食いついて、柱などを浸食しているのかもしれないと思うと薄気味悪くもある。

“浸食” への1件の返信

  1. 二階のキッチンの砂糖ツボにまで蟻が発生したことがあります。
    何処をどのように辿ってきたのか未だに不明です。
    ひょっとして蟻の道と言うのがあるのでしょうね。

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