濁るまま

代田より平群へ落ちてゆく峠

久しぶりに外出すると夏の光りが眩しい。

平群の峠では早くも代掻きが終わったようで、盆地の一番載りである。
代掻きが終わったばかりの田は水を澄ませるものもなく濁りきっていて、生駒の山を映すには至らない。
苗代田には植えるのを待つばかりに苗が育っていて田植も近いのだろう。
こうして、高いところから低いところへ徐々に水田がふえてゆき、植田が広がってゆく。
あとひと月すれば大和国ン中の景色がおおきく変貌することになる。

“濁るまま” への2件の返信

  1. 代掻き、懐かしい言葉ですね。
    代掻きの後の田んぼは濁っていますがしばらくすると水は澄み風景を映し出します。
    苗代の苗も育ち準備万端ですね。
    思えば伊勢平野と大和では田植えに約一か月の差があるんですね。
    田舎の田んぼは今頃青々と逞しく育っていることでしょう。
    月が替わればボチボチ折を見て見に行ってみようかと思います。

    1. 夏至が過ぎてようやく田植が始まる盆地部分でみると一ヶ月半か二ヶ月近く差があります。
      刈り取りも10月は珍しくありません。昔通りの暦で動いています。梅雨に期待するしかない水無県の性ですね。

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