血統

無観客ダービーといふ若葉冷

久しぶりに競馬中継を見た。

芝のコースが目に鮮やかな季節だが、当地は曇りでやや肌寒そうで、ダービーのあのスカッとした青空の下というイメージからは遠かったようである。
馬はと言えば、映画やドラマで見慣れている馬に比べ、あまりの足の細さに哀れさえ覚えるのであった。
引退馬がセレモニーを先導する様子も見たが、こちらは見窄らしいほどの脚ではない。
やはり、現役馬は絞り込まれて贅肉というものをとことん削られているのだ。現に競走馬というのは強い馬ほどハンディという錘を着けて走らされるので、体重というのは競走馬にとっては勝負をも支配するものなのだろう。
一着二着とも大本命がきて順当な結果であったのだが、一着はあのディープインパクトの子供と聞いてあらためて血統というものが期待される半端なものではないことを思う。
そのでんで言えば、駄馬に生まれたものは駄馬にしかなりえないという身軽さも悪くないのであるが。

“血統” への5件の返信

  1. 正直、馬は大好き。
    いっとき競馬に凝った時期がある。
    きっかけは有馬記念のオグリキャップの姿に感動。あのレースを見てから数年間馬券を買った。
    一度競馬場に足を運びたいと思っているが未だに実現していない。

    今日のダービーは本命中の本命、三番手を当てるのは少し難しい。

    1. 初めて行った競馬場が府中でした。10レース中8レース的中で、ああいうのをビギナーズラックというのでしょうか。
      サラブレッドの馬体に惚れ惚れしたものです。
      当時はシンザン全盛期で中山の有馬記念も行きました。

  2. 無観客ダービーといふ若葉冷

    珍しく、馬がとりあげられました。
    馬と言えば、神田日勝。朝ドラ「なつぞら」の主人公なつの幼馴染、山田天陽のモチーフとなった画家。十勝の日勝記念館に行かないと見られない、極めて珍しい彼の作品。コロナ解除で、明日から東京ステーションギャラリーで展覧会が始まりますが、完全予約制。山田五郎さんの「ぶらぶら美術館」で詳しく紹介があり、余計に見たくなり、行くかどうしようか迷っています。
    (句とは関係ない話で スイマセン)

    1. 馬を取り上げたのは、明日締め切りのウェブ句会がこの時期Virtual吟行ということで、行ったつもり吟行会。場所が東京競馬場だったという単純な理由。
      ただ、skyblueさんへの返信に書いたように、府中は青春の思い出地であり、飼っていた猫たちの墓園もあってよく通る道。懐かしさもひとしおです。

    2. 天陽君がドラマの生き方もふくめてあまりにイケメンで、人気沸騰しました。
      彼の作品が東京で見られるのなら、行ってみたいものですね。
      この時節ですから、入館制限があってチケットを得るのも大変でしょうが価値は十分あります。

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