元祖臙脂色

子燕のめいめい大口広げをり

巣立ち直後と思われる燕が三羽、枯れ枝に止まって親鳥に餌をねだっている。

見ればなるほど、下あごから胸にかけてもう立派な臙脂色。Wカラーである。
揃いも揃って大口を開けて餌をねだる姿がかわいい。
多分一週間もしないうちに親離れして自分で餌を捕るようになるのだろう。
さいわい虫がたんと飛ぶ季節がやってきた。

“元祖臙脂色” への4件の返信

  1. この頃燕を見かけること少なくなったのに、微笑ましい光景が観察できて、いいですね。

    臙脂色って渋いし好きな色です。
    ググってみたら紅花からとれる色もいうようで、そうなれば、、
     
      ①源氏物語 末摘花 (この姫君も大したキャラクターです)
      ②奥の細道 尾花沢 「まゆはきを俤にして紅粉の花」(奥の細道中一番好きな句です)

    であります。。。

    1. 同じく調べてみたら臙脂色のことを今まで誤解していたようですね。つくりの部分からてっきり燕由来のものだとばかり思っていました。
      ですが、たまには空を飛んでる燕君を見上げてやってください。Uターンの時など分かりやすいですが、喉の色がよく見えますよ。意外に茶色っぽいですが。

  2. 子どもの頃は軒下どころか部屋の中にまで燕が巣を作っていました。
    しっかり観察したことがないので臙脂色をしているとは知らなかったです。

    臙脂色って幅が広いように思います。
    私も好きな色で今度車を買い変えるときは臙脂色にするつもりです。

    リンボウ先生の「末摘花」のところ読んでみました。
    紅花のことを言うのですね。知らなかったです。
    いろんな赤が出てきました。
    紅花、紅梅、葡萄染め 赤鼻?
    リンボウ先生の訳って本当に面白い、ハマりそうです。

    「奥の細道」も同時進行です。
    芭蕉から眉掃きは意外な感じでしたが女性的な連想の紅粉の句、いいですね。
    私も気に入りました。

    *hdakaさんお願い!!、うっかり途中で送信触ったみたい、取り消してね。

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