奈良を愛した歌人

春泥や見つけし歌碑の黒御影

奈良には奈良を深く愛した会津八一の歌碑が多い。

秋篠寺を南門から入ってすぐ左の林の中にもその歌碑はあった。

秋篠のみ寺を出でてかえり見る生駒ヶ岳に日は落ちんとす

よく磨き込まれた黒御影には本人揮毫による全ひらがなの達筆が刻まれている。

“奈良を愛した歌人” への4件の返信

  1. 会津八一、 能書家でもあったようですね。

    愛知出身の坪内逍遥とも親交があったとか・・・
    愛知県の知多半島にもやはり黒御影の歌碑が残されております。
       まどひくき はまのやどりの まくらべに ひねもすなきし ねこのこのこゑ
    いずれもわかりやすい歌が多いですね。

    1. 正直を言いますとね、有史以来の歴史ある土地に万葉歌碑ならいざ知らず、たかだか100年そこらの作家の句碑があちこちに目立つのは気分いいものではありません。
      しかも、近年奈良を詠んだ歌や作家なら他にも一杯あるのにです。

  2. 会津八一、名前だけしか知りませんでした。奈良が好きだったのですね。
    この人の歌は全てひらがな区切り表記なんでしょうか。歌碑だけですかね。
    何でこんな独特のスタイルになったのか、研究すると面白いかもしれませんね。

    1. 私も彼のことはよく知りません。歌碑の写真などをみると書においてもかなりの人だったようですね。
      先にも書きましたが、奈良に対する貢献があったろうことは十分理解できますが何も街のあちこち、しかもかなりいい場所に、歌碑を建てるというのはどうも目障りです。むしろ、彼の功績を讃えるのなら奈良にも会津八一記念館などを建てるなどした方がいいのにと残念に思います。

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