大峯山系

山容をくきり見せもし春の雪

去年もそうだったが、今年も2月に入ってからが寒い。

昨日書いたように、ここ数日の寒さで大和の奥山の白さが一層増したおかげで、手前の低くて黒い山とのコントラストが際立ち遠近感がはっきり見て取れるようになったばかりでなく、積雪によって陰影が濃くなった奥山の形までもが明瞭になった。
とくに印象深いのは吉野方面の山々で、奥にあるのが大天井ヶ岳(1,439m)、右(西)の方に孤立峰のように見えるのが伯母子岳(1,344m)ではないかと思えるのだが。山に詳しい人がいたら聞いてみたいものだ。

追)その後地図などで調べたが、伯母子岳なら葛城、金剛の陰になって家からは見えないはずと分かる。となると、もう少し東に位置し孤立峰のように見える山とは?天和山、滝山あたりだろうか?

“大峯山系” への8件の返信

  1. この白と黒の世界は雪の季節にしか見られない貴重な風景ですね。
    前の低山と後ろの高山のコントラストが目に浮かびます。

    絵画にもなりそうな風景です。
    油絵が良いかそれともやはり日本画が似合いそうかな?

    1. アルプスの3,000メートル級の山とちがって、遠目から冠雪が見られるのはごく僅かの期間でしかありません。それが立春を過ぎた今だと言うのは面白いものです。絵にするのなら昨日行った南葛城の辺りがいいかもしれません。それはダイナミックなものです。あまりに広いから日本画のほうがうまくデフォルメできるかも。

  2. グーグルの航空写真で見て見ました。奈良盆地の様がよく分かるしほんと山が重なりあっていますね。色んな角度からのいい景色が見えるのでしょうね。それと紀伊山地の鬱蒼たる様子もすごいですね。まあ雪もその内消えるでしょうからコントラストの絶景も今の内に楽しんでおいてください。

    1. 同じくグーグルマップで山の位置と高さを重ねながら見ておりましたが、もしかして吉野の奥の重畳たる山々の奥には大峰山系の主峰・八経ヶ岳(はちきょうがたけ)(1,915m)が見えているのかもしれません。
      ここら辺りの話は渓山宗匠が詳しく分かるかもしれませんね。

  3.  奈良の山々は白く化粧をして寒そうですが、この冬は丹沢山塊も例年になく山肌の白い雪がなかなか消えません。今日18日も朝から雨ですが、山の方は霙か雪かも知れないですね。
    今日18日は暦の上では二十四節気の第2”雨水”にあたります。暦便覧には「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり」と記されており、農作業の準備を始める時季だそうです。これから3月5日の”啓蟄”に向けて、三寒四温を繰り返しながら、少しずつ温かくなっていくのかな。明日は、状況によっては雪になることがあるかもとの予報も。

    1. 今日の雨は寒い雨です。なんでも終日降り続くようです。
      さすがに当地でも田起こしなど始まり、各地のお田植え祭りのニュースが聞こえてきます。七十二候もうまくいったもので18〜22日は「土脈潤起」(どみゃくうるおいおこる)。土も湿り気を帯び活性化してくるということですが、それにしては今年はまだちょっとなんじゃない?という感じですね。

  4. こちらも今日は小雨がずっと降っていました。
     文楽の「摂州合邦が辻」の公演を観に出かけていました。
     若い時は人形の動きに注目することが多かったのですが、最近は浄瑠璃語りのほうに心惹かれます。 登場人物のそれぞれの思いを語り分けて、しみじみと観客の心に訴えてくるものがありました。 良い一日でした。

    1. こちらは朝から雪でクルマでの外出は難しそうです。

      文楽というのは全く門外漢ですので演題から類推して関西が舞台の話らしいことしか分かりません(笑)。韻を踏んだ語りの素晴らしさというのは文楽の楽しみの一面でもあるんですね。ここにも、日本語の素晴らしい魅力、万歳!

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